忘れないように簡単ではありますが記録しておこうと思います。
SDAクロスマウンテンバイクin王滝とは分かりやすく言うと長野の御嶽山山麓の未舗装林道を100キロ走っちゃおう!というイベントです。100キロ以外にも42キロと120キロの設定もあります。120キロに出るには「100kmに参加された方で7時間以内に完走、もしくはJCF MTB XCカテゴリーにおいて、エキスパートクラス以上で参戦」という厳しいルールがあります。
僕が走った100キロは制限時間が10時間です。なのである程度乗ってる人ならば完走できるともいえるのですが基本的にトラブル(パンクやメカトラ)に対するサポートはないので何かハプニングがあったらとたんに完走は厳しくなってきます。ちなみに今年の優勝者のタイムは5時間17分なのですがこれはひとまず置いておきましょう。
今年は100キロクラスに何と1000人を超えるエントリーがあったようです。走る距離は長いのですがコースは林道なのでそんなにテクニカルなところはありません。その辺りも参加者の多い理由かもしれません。また山奥の未舗装林道をひたすら走り続ける圧倒的な非日常感も魅力です。
装備等に関しては去年詳しく書いていますのでそちらを参考にしてください。
さてさてレース当日の朝です。午前3時起床で支度し宿を出発。真っ暗な中ライトの明かりで会場へ向かいます。坂を下ってからの平地と公園への上りはそれなりに良いアップになりました。早速自転車を並べに行ったのですがすでに長蛇の列!去年より少し後ろになりました。タイムを狙わないなら最後尾でもいいんじゃないかと思われるでしょうが僕の様に完走に8時間以上かかる人はそれなりに前の方からスタートした方が精神的に余裕が出来ると思います。
無難にトイレを済ませて6時に号砲!スタートです。
スタートしてしばらくは舗装路の上りが続きます。こんなにたくさんのMTBがいっぺんに走るのってなかなかないですよねー。壮観です。写真の様にかなり込み合うので速く走りたい人もなるべく前からスタートした方が安全ですね。
未舗装路に入ってもこの状態です。前回は右側が追い越し車線の方になっていた気がして今回初参加のメンバーにそんな話をしていたのですが今年は左右の車線ともほぼ同じ速度で抜かすポイントがなかなかありませんでした。すこし前走者との隙間が出来たら轍の外の草の上を走ったりで抜かしていました。この最初の上りが実は100㎞のコースでは1番長く舗装区間も含めて約10Km続きます。先は長いので無理は禁物ですがタイムを狙うならこの長い上り区間は重要でしょうね。
標高1550m辺りでピークに達し短いアップダウンが続く区間に入ります。この辺りまで来るとさすがにばらけてきます。上りで抜いても下りで追いつかれたりまたその逆だったりで周りのメンツは大体似た顔触れに固まってきますね。
タイトなコーナーとガレた急坂を下ると写真の仮設橋に出ます。ここは去年も通ったところです。前半の下りでまだ体が慣れていないためこの下りは要注意です。ガンガン飛ばす人もいますが焦って付いて行かないようにしましょう。この川は濁川という名前、地形図だともう少し上流に橋が架かっているのですが未だ通行止めです。
橋を渡ってすぐの上りです。晴れていれば真正面に御嶽山が見えます。ここから最初のチェックポイントまでは約12キロ、長い上りが2つ待ち構えています。結構急な上りなので後半の事も考えてゆっくりと上ります。CP1の制限時間は4時間なのですが4時間かかってしまうと後半の貯金がなくなるので出来れば3時間~3時間半くらいでは着いておきたいところです。
CP1の手前でメンバーの一人がメカトラで自転車を押しているのを発見!声を掛けたのですがリアエンドが折れてしまっているようでした。残念ながらリアエンドは持っていないのですが出発前だったか泊まった宿だったかで店長がフレキシブルエンドを持ってきたと聞いた記憶があったので店長が追い付いてきたら何とかなるかもしれませんとだけ伝えて先に行きました。何もできなくて申し訳なかったです。(その後本当に店長が何とかかしちゃいました)
CP1に到着。3時間07分26秒が公式記録。通過順位は407位。ここにスタッフ榎原がいたのに驚きました。彼はもっと先に行っていると思っていたのですが聞くとパンクしたとの事でした。ここで後続のメンバーともほぼ合流。何度か並んで水を補給したのですが徐々に列が長くなってきたので残りはこの後の天然エイドで補給することにして出発しました。(後で聞くとこのCP1の水は後半なくなってしまったそうです。このチェックポイントは近くに水場がないので足りなくなったとしても追加できないんでしょうね)
その2へつづく