ずいぶんと寄り道したので先を急ぎます。ちょうどこれから上る赤荒峠が見えています。まだまだ上ですね。
11時半、赤荒峠到着。標高820mです。切通しで北側はやや開けています。ここに来るのは2002年以来。もう10年か。
ここでまたもや雨が落ちてきました。天気予報ではずっと晴れのはずだったんですけどねえ。
雨はすぐに上がり無事穴内川ダム湖畔まで下ってきました。ここには高知大学の演習林宿舎があり昔実習でお世話になったところです。10日間ここに泊まって測量したり間伐や枝打ちの実習、樹木の名前を覚える試験などをした記憶があります。空いた時間は写真の辺りを泳いだりしていたのですが今の水の濁り具合にびっくり!何があったのでしょうか?
このままダム湖沿いに走って繁藤に抜けると楽なのですが芸がないのでさらに山奥へ進みます。両国橋の手前の道。地形図では点線なので廃道かなと思っていたのですが分岐付近は草が刈られて整備されていたのでなんとなく走れそう、と判断して入って行きました。
思った通り快適な未舗装路でした。全部ダートというのはさすがにしんどいですがルート上にところどころダートが混じるのは変化があって楽しいです。タイヤも今回は37Cを付けているので問題なしです。
県道に戻る前に新田神社に立ち寄りました。ここの大杉はなかなか見ごたえがあります。
さらに桑ノ川の鳥居杉に寄り道。樹齢300年の2本の大杉の枝が繋がっています。生きた鳥居として県の天然記念物に指定されているそうです。じっくり見学したかったのですがここで雷鳴とどろき土砂降りの雨が落ちてきました。カメラも濡らしてしまい早々に退散しました。
黒滝から峠を1つ越えて奈路に下ると晴れてきて今度は快晴に。よく分からん天気です。ここでしばし休憩、濡れたり湿ったものを乾かしました。
ここからどのルートで高知市内へ行くのか?決めかねたまま走り始めます。蟹越経由で土佐山方面~小坂峠が無難なルートなのですが魅力的な分岐があったのでそっちへ入って見る事にしました。今回学生時代に使っていた五万図を持っていてそこには赤線が引いてあるので走った事がある道らしいのですが全く記憶がありませんでした。雰囲気の良いダートです。これから高知市内へ向かう道とは到底思えません。
石灰岩が露出した法面が珍しいです。でもそれもそのはずで山の反対側は石灰岩の大規模な採石場なのでした。途中山姥神社というのがあり心霊スポットらしいのですが何も感じませんでした。
広い道に合流。山姥神社、ちゃんと標識にのってますね。
小坂峠から上り返して椎野峠へ。途中の新しい霊園から高知市内が一望出来ました。やっと着いたぞー。椎野峠は高知大サイクリング部のトレーニングでよく上ったところです。懐かしいな。一気に下って高知市街地へ。
街に入ったところで5時を回ったので急いで宿探しです。7時から同窓会なのです。実は宿の予約はしていません。高知は大きな街やきまあなんとかなるろう。となぜか土佐弁で考えていました。駅の観光案内所に行こうかとも思いましたがなんとなく駅前に出なかったのでそのままふらふらとはりまや橋方面へ走って行きました。
狙いはビジネスホテルなのですが大きなどこにでもあるようなホテルは面白くないので小さ目のところを探してうろうろしていると見つけました。「ビジネスホテル四國屋」
ホテル外観。もしこの写真を撮った方から来たならここには泊まらなかったかもしれません。ですが奥の角から曲がって着いたのでこの全容が見えてなかったんですね。ホテルの文字を見つけて自転車を置きさて、中で空きを聞こうかな?と思っていると計ったように中からおばちゃんが出てきました。和室が一部屋だけ開いているとの事。一泊5,000円だそうです。話しかけられたのも何かの縁、ここに決めました。自転車は通路に置かせてもらいカギを受け取って薄暗い階段を2階へ。
203号室…、間違いない、ここです。怪しすぎて思わず笑ってしまいました。
中はいたって普通の和室、ではなくなぜかホワイトボード?古い鏡台、襖のシミ、超狭い浴室など怪しさ満載でした。何も出ませんでしたけどね。
同窓会はというと3次会の後屋台のうどんで締めてしっかり楽しみました。
その5へつづく
赤荒峠は先日初めて通ったのですが、北側の棚田が素晴らしかったです。
穴内川ダム湖から西へも道があるのですね(地図によっては繋がっていなかったりいろいろ)。楽しそうな道のようですが、ロードではちょっと無理ですか。
やまさん
コメントありがとうございます。やまさんのレポも拝見しました。穴内川ダム西はロードでも楽しめる道も沢山ありますのでぜひ行ってみて下さい。