NEW通勤車と写真展

 出会いは今年の1月まで遡ります。カタログを見てfrost blueの色にやられました。frostとは霜が降りたという意味がありfrost blueとは淡い水色といった意味合いでしょうか?
 気軽に乗れるフェンダー付きの通勤車が欲しいと思っていたしビアンキのチェレステ以外の色は一期一会なので思わず発注してしまっていました。
 届いたのは4月だったかな?組み立てるタイミングがなくずっとお店の倉庫で眠っていたのですがすこし時間が出来たので一気に組み立てました。
 もともとフラットバー10速の完成車のみのカラーだったのでドロップバーに交換。タイヤは純正品ではなくパナレーサーのミニッツタフの28c、チューブも同社のR-Airに変えています。ペダルはシマノの片面SPDの名作PD-M324です。
 で、今朝が初通勤!
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 岡山城をバックに撮影。ミニベロを所有するのは初めてです。ポジションはロードバイクとほぼ同じですがコーナリングや低速の安定感、ダンシングの感覚が違っていて新鮮です。手を放して変速操作をするWレバーは昔は散々使い倒してましたがダウンチューブではなく長いヘッドチューブにあるので手がレバーを探してうろうろしてしまいます。慣れるかな?
 タンゲの輪行ヘッドも取り寄せているのでいずれ輪行旅自転車としてもデビューさせたいですね。
 試乗してみたい方はぜひ店頭でお声掛けください。乗ってきている時は試乗出来ます。少し待っていただければフラットバーにすることも出来ますよ。サイズは53です。


 そして夜はお客様が参加されているグループ写真展にお邪魔してきました。
出石町にあるギャラリースペースpieni deuxで開かれている「旅。写真展」です。
 旅、写真のキーワードには魅かれてしまいます。着いた時ちょうどアーティストトークの最中でして実際撮影された方の話や先生役のプロカメラマン氏の講評なども聞けてとてもよかったです。
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 ブログやSNSではないリアルな写真展の面白い所はまず展示する写真を選ぶところからですね。展示作品のテーマ、構成、etc。写真が決まったらプリント、場合により額装。
 僕自身久しくプリントから遠ざかっていますがプリントって奥が深いです。実はモニターで見る写真は誰もが同じ色を見ているわけではないのです。モニター環境で色味は如何様にも変わるので自分が気に入っている写真をブログに載せたからといって他の人が同じ色で見てくれているかは全く分からないのです。(モニターキャリブレーションというのもありますがこれもまた複雑)
 ですがプリントならそれがもうそのまま完成品、作品です。その写真の前に立った人は同じ色を共有できます。だから難しい。。家庭用インクジェットプリンターでも紙質やレタッチで色は大きく変わります。それをどれだけ自分のイメージに近づけるか。。。
 さらにどんなサイズにプリントしてどんな形にトリミングしてどこにどんな順番で展示するのか?
 もうたくさんすぎる決断をいくつもいくつもクリアして今ここに作品として並んでいる。そしてラッキーなことにそのいくつのも決断をクリアした本人がそこにいるわけですからついつい顔を近づけてそれぞれの写真にじっくり見入ってしまいました。
 あっ、ここまで長文になっているのは僕自身がかつて写真展をやるにあたって会場選び、DM作成、写真選び、プリント、キャプション作成、搬入搬出と経験しているから。大変なんですよね。でも直接足を運んで頂いて下さった方と直にお話しできるのは本当に貴重なことだったと今でも思います。
 今回は15人の方のそれぞれの旅のかたちかそれぞれの手法で展示してありとても興味深く拝見せて頂きました。写真展に行くなんてものほんとに久し振りでした。
 1枚をポスターサイズでドンと展示している方、きちんと額装している方、コラージュに携帯画面をイメージした小さな写真をちりばめている方など様々。
 デジタルカメラが写真撮影のメインになってから全くプリント作業をしていませんがまたやってみたくなりました。壊れてるプリンターを新調しようかな。
写真展は明日までだそうなので興味のある方はぜひ行ってみて下さい。