13年の時を越えて

 『地球の裏側からの便り』というタイトルで3回にわたってお伝えしてきたItatsu夫婦が無事帰国しました。諸事情で自宅には帰らずそのまま四国の高知へ(2人とも高知大学サイクリング部の後輩です)。自転車は箱詰めしたまま高知のゲストハウス送ったそうです。でっかい自転車が入った段ボール箱を受け取ってくれるのは世界中の旅人が集まるゲストハウスだろうという読みは当たったそうで快く受け入れてくれたそうです。
 多分ここかな? かつおゲストハウス
 数日高知に滞在して高松まで友人の車で移動。宇野港から岡山まで走ってきてくれました。
 到着したのが4月13日。帰国のお祝いと旅の報告を聞くのとで飲みにお誘い。地図を広げたり写真を眺めたりで話は尽きずあっという間に深夜2時でした。
 僕より4つ以上年下の2人は直接大学サイクリング部時代に関係はなかったのですが僕が卒業後よく高知へ行っていたので彼が学生の頃からバックパッカーやモーターサイクルで海外を旅していたのは知っていました。しばらく音信不通だったのですがヨーロッパを2人で旅したいという相談があったのが2012年頃でした。
 何度か会ってルートの事やキャンプ事情等いろいろ情報交換してきたのですがその時聞いたのが僕が2002年の5月にやった高知での写真展の事でした。岡山での2度の写真展で使った写真をそのまま持って行って当時のNHK高知放送局のロビーにあった3Qプラザに展示させてもらったのでした。お世話になった高知の人にも写真を見てもらいたいという想いからなんとなくやった写真展だったのですが当時現役大学生だった2人も来てくれていたのです。
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当時のDMに使った写真
 その時にこんな世界があるんだなあと彼らの記憶の片隅に残り今回のヨーロッパ、そしてパタゴニアサイクリングに繋がったとの事でした。
 そして今も未完成の僕個人のHPも見てくれていたそうでヨーロッパへの出発前にあった時には僕のヨーロッパアルプスの峠越え&キャンプ場レポートをプリントアウトして持ってきてくれてここはどうだった?とかここへ行くにはどのルートが良いかなど超ピンポイントの質問が!!
 ニッチな内容のHPで基本的に自分が読みたいをテーマに書いていたのですがこんなにも影響を受けてくれていた人達がいたのかと驚くと同時に嬉しくもありまた背筋が伸びる気がしました。なぜなら他者の人生を大きく左右することになっているからです。
 ですが危ないからやめとけなんて僕の口から言えるはずもなく出来うる限りの情報を伝えました。


 タイトルの「13年の時を越えて」は現在の2015年と写真展当時の2002年の時の流れです。ちなみに僕自身2002年は写真展の2週間後にヨーロッパに飛んで4か月半の自転車旅に行っていたようです。すっかりこの経過を忘れていました。あの頃は1年が長かったような気がするなあ。
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 飲んだ翌々日、大阪に帰る前にお店に立ち寄ってくれました。これで南米の時より荷物が半分になってるそうです。
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 途中で食べてねと大手まんじゅうを託して見送りました。
 僕のお勧めのヨーロッパアルプスとパタゴニアを走ってくれた2人。2人が勧めてくれたオーストラリアのアウトバックのダートを走る時がいつか来るのでしょうか?まずはパスポートを取り直さなきゃね。
 Itatsuくん、来てくれてありがとう。また元気をもらいました。お土産もありがとう。HPはいつか完結させます。今度は大阪で会いましょう。

2件のコメント

  1. 先日はお世話になりました。岡山のお店を出発してすぐに小雨が降り始めましたが、おかげで雨宿りついでに出来立ての暖かいお饅頭を頂きました。美味しかったです。無事に大阪まで走行して旅を終えました。
    あの時の写真展に行っていなかったら、また違った人生になっていたかもしれません。そのような機会に、出会いに感謝です。
    大阪でアウトバックの地図を用意してお待ちしております(笑)

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