バイクパッキングとツーリングバイク遍歴


 最近バイクパッキングに関する相談も増えてきて私自身も非常に興味があるので価格も手頃なトピークのバックローダー15リットルを導入してみました。この巨大なサドルバックがバイクパッキングのイメージですね。
 バイクパッキングと従来のキャンプ仕様の自転車との違いはキャリアレスとULギア(ウルトラライト装備)だと理解しています。自転車で走ってキャンプしてというスタイルは変わらないのですが装備を厳選&軽量化(ウルトラライト化)しより軽快に遠くまでそしてよりハードなルートを走るというのがその趣旨ではないでしょうか。
 昔、点線国道の青崩峠に行きたかったのですがサイド付きのバイクを担ぐのは厳しいなと思い断念したのでそうしたハードなルートへのアプローチもしやすくなるのかもしれません。
 実際にこういった装備で走るかは置いておいて新しいスタイルにもチャレンジしていきたいです。
という訳?で温故知新も必要かなと思い私のキャンプツーリングスタイル&機材の変遷を振り返ってみます。
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 ごく初期のソロツーリング。大学1回生の冬休みに九州へ行った時の写真です。高知のアパートから自走で初日に中村で泊まった時のもの。当時は頼めば駅前の施設の駐車場にテントを張らせてもらえたそんな時代でした。
 自転車はヤマネスペシャルランドナー。650bでリア7速です。テントはサイクリング部の備品を借りてシュラフも化繊の重量級。装備の重さなんて全く気にしていませんでした。キャリアは前後でサイドバックは前に2つですね。


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 ヤマネスペシャルランドナーは1999年まで現役でした。写真は1998年のヨーロッパサイクリング。前後4サイドでリアの荷台にテントやシュラフを括り付けるスタイルは海外サイクリングではずっと定番でやっていたスタイルです。
 テントはアライのエアライズ2で何度も買い換えていますが今も同モデルを使っています。当時はスマホどころか携帯電話もインターネットも今ほど普及していませんでした。キャンプの夜の暇つぶしに大量に文庫本を持って行っていましたね。自転車の総重量はおそらく30キロ以上だったと思います。
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 2000年の冬からアルプスのワールドローバーに乗り換えました。これも高知のヤマネさんを通してオーダーしたものでパタゴニアを走る!を目標に資金稼ぎをして買いました。とにかく頑丈に組んで下さいとだけお願いしてパーツはお任せ。確か前後のローバー専用キャリアも含めて25万円くらいだったと思います。ホイールは丈夫さと入手のしやすさで26インチHEのMTB規格です。この写真の装備はアルゼンチンパタゴニア、2日分の食糧と水を積んで走らなければならない地域だったのでかなりの重量だったと思います。UL(ウルトラライト)には程遠いですがテントやシュラフ、エアマットなんかはそこそこ軽量のものを使っていたはずです。でも自転車用のSPDシューズ、トレッキングシューズ、サンダルと3足も履物を持っていたりもしました。
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 2003~2004年にニュージーランドを走った時は居住性を重視して3キロ以上あるモンベルのテント、ムーンライト3を積んでいました。写真はマウントクックのキャンプ場。この夜の嵐でテントが倒壊するのですがこの写真を撮った時には知る由もありません。
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 振り返るとアルプスのワールドローバーはかなり長い間現役で使っていたのですね。写真は2006年のヨーロッパサイクリング。今のところ最後の海外サイクリングなのですがこの時初めて長期の海外サイクリングで4サイドをやめて2サイドにしたのです。30代になってさすがに4サイドが辛くなったのか?
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 ワールドローバーはなかやまに就職してからもしばらく使っていました。写真は2010年の信州サイクリング。装備が随分少なくなっています。
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 マウンテンバイクでのキャンプツーリングは二度行いました。これは2009年のGWに剣山スーパー林道を全線走破した時のものです。この装備以外に15リットルくらいのバックバックを背負っています。ウルトラライトに近づいていますがキャリアレスには達していません。
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 2010年末に組み上げたスペシャライズドのアルミバイクTCスポーツ。そして2015年冬から導入したクロモリの東京サンエス OnebyESU JFF#801。シートポスキャリアにキャンプ道具を積みフロントの2サイドにその他の装備を収めるスタイルは変わっていません。フロントバックにはデジタル一眼レフのカメラが収まります。
 ほぼ完成形かと思われたこのスタイルですがバイクパッキングの興隆で変化するかもしれません。
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 トピークのバックローダー15リットルをOnebyESU JFF#801に取り付けてみました。シートポストの突き出し量が少ないので後ろに飛び出していますが問題なく走れます。さすがにダンシングをすると大きくぶれますね。
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 バックの中身です。マット、シュラフ、テントのキャンプ3点セットが何とか収まりました。これに調理器具と着替え等を積むとなるとさあどうしようとなりますね。テントを1人用にしてコッヘルも小さくて収まりの良いものにして着替えも少なく・・・。色々妄想は広がります。冬は着替えやシュラフがかさばるのでこのスタイルを試すのは来年でしょうか?

2件のコメント

  1. 古い自転車乗りとしては、やはりサイドバックの姿が好きで、最近のパッキングはどうも視的に好きになれないのですが、機能的にはいいのでしょうね。
    それより、サドルに目が行きます。cambiumと思いますが、乗り心地はいかがでしょう?

  2. やまさん
     cambiumお勧めです。C17と穴あきのC17カーブドを使っていますが今メインはC17です。適度なしなりとツーリング車にも合う風合い。発表された当初から使っていますがこのまま使い続けると思います。
     取扱店だと試乗用を置いていることもあるのですが徳島にあったかどうか?

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