軽いギア比が必要なのです。

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 GWのキャンプツーリングで御一緒したMさんからの御依頼です。キャンプ装備一式を積んでも峠を上れるように軽いギア比にしたいとの事。どのくらいのギア比にするのかを入念に打ち合わせをしてパーツを取り寄せ先日作業を開始。
 元はごく一般的なシマノのロードコンポです。フロント50-34T、リア11-32Tの11S。軽量なロードバイクならこれで充分に軽いのですが今回はキャンプツーリングを想定していますからもっと、もっと軽くしたいのです。そうなるとシマノ以外のコンポーネントや変換機材が必要になってきます。
 細かく見ていきましょう。


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 フロントはDixnaのラ・クランクです。舗装路の下りや巡航を考えるとフロントシングルではギア比が足りないので今回はフロントダブルです。アウターチェーンリングが小さすぎるとフロントメカの位置がチェーンステーと干渉する場合があるので今回はアウター43T、インナー25Tの組み合わせです。140㎜から選べるクランク長、狭いQファクター、軽いギア比設定とチェーンリングの歯数の選択肢の多さが特徴です。変速も良好でここ3件続けてツーリング車の組み立てに使っています。
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 リアは最新のアルテグラR8000のロングゲージを使えば36Tまで使えるのですが今回はもっと軽いギア比をとの事でMTBのリアディレーラーを使用しました。シマノXTのM8000SGSです。
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 あれっ?ロードSTIレバーでMTBのリアメカはシンクロしないのでは?確かにそうです。このままでは使えません。なのでこのパーツを間に入れています。Wolf Tooth Tanpan SH-11です。このパーツを介すことでロードのレバーでMTBのリアメカを動かすことが出来るのです。色々考える人がいるものです。これでリアに11-40Tという超ワイドレシオのスプロケットを装着できました。インナー・ローが25-40Tなのでギア比は0.625です。フロントトリプルのMTBのローギアとほぼ同じです。
 これでどこでも上れますね?!Mさんありがとうございました。
もっと軽いギアが欲しい。楽に坂を上りたい。苦手な坂を好きになりたい!
いつでも御相談下さい。よろしくお願い致します。