ROTORのパワーメーター「2INPOWER」で出来る事 その1

20180316-201110260001.jpg
ROTOR(ローター)の楕円Qリングをロードバイクで長く使っています。過去のブログを紐解くと2011年10月からのようです。まだ10速のアルテグラですね。
20180316-2013062800002.jpg
 その後グラファイトデザインのメテオランチに乗り換えた時にクランクもROTORに。
20180316-201702050001.jpg
 そして昨年チェーンリングはそのままで左右独立計測可能な2INPOWERを導入して今に至ります。
ROTOR 2INPOWERは、クランクシャフト内に加速度センサーを内蔵し、約2.5°づつの計測データをヘッドユニットに送信。楕円リング特有のケイデンス変化にも対応し正確なパワー測定が可能です。
20180316-3201803150013.jpg
 楕円Qリングについてはここを読んで頂くと分かりやすいのですが簡単に言うとぺダリングの1回転の中でトルクが最も掛かる辺りのギア歯数を上げてトルクが掛かりにくい辺りのギア比を下げて効率よく回転させるという理屈です。
 
ピークパワーの位置は時計でいうと3時くらい、正確には73°~103°の間で個人差があります。そしてQリングにはOCP(オプティマム・チェーンリング・ポジション)と呼ばれる調整ポイントがあり個々のぺダリングに合わせてピーク位置の調整が出来るのです。
 これまでは感覚による調整でしたが2INPOWERの専用PCソフトやスマホアプリを使えばローラー台や実走でのOCPの計測が可能になっています。
 上の写真は先日の金山TTでのデータです。ピークパワーの平均が85°の位置で推奨OCPは2の位置とあります。標準が3なのでインナーギアを使うようなヒルクライムでは踏み込む位置が平地よりやや早いという事です。


20180316-201803150012.jpg
 一年間パワーメーターを使ったトレーニングをしてきてこの機能をもっと活用しなければと思いアウターギアを交換しました。
 これまではOCP3に限定されたチェーンリングだったのを調整可能なエアロタイプに変更しました。ルックスもかなり変わりますね。日曜の練習会の平地区間とアウターで上るレスパール区間で計測してみようと思います。実走とローラー台との比較も出来ますね。
その2 があるかな?