2010.09.20剣山サイクリング その2

出発
 高速で一路スタート地点の貞光道の駅へ。第二駐車場に車をとめて支度します。空は高曇り、ぼんやりとこれから行く剣山が見えています。
 コンビニで買い出しをして8時半出発。まず国道192で上り口の穴吹まで移動します。約10㎞を時速30㎞/hで快走。穴吹から国道492へ、ここから穴吹川沿いを忠実に遡っていきます。穴吹川は四国一水質が良い川だそうで河原にテントを張って泳いでいる人を眺めつつ進みます。
走りながら
 徐々に山が深くなります。剣山52㎞の標識に苦笑しつつ坦々と。勾配はごく緩やかですが確実に標高は上がっていきます。地図を見てこのルートに決めたとき単調だろうなあと思ったのですが確かに単調な道でした。ですがこの道を走っておけば今後杖立峠等のバリエーションルートへ行ったときに役立つはずです。未走の峠から下って来たときにそこが知っている道だったら安心感が違ってきます。
分岐
 国道192から離れて約30㎞で国道438に合流します。ここで標高370m。あんまり上ってないですね。槍ノ尾サービスエリアで小休止。前半の40㎞で思ったよりエネルギーを消費したようで朝食をしっかり食べてこなかったことを後悔しました。
 サンドイッチとコーラでこれからの標高差1000mの上りに備えます。


ハイペース
 ここまでは道案内もあり僕が先頭でしたがこの先は元気な皆さんに先に行ってもらいました。しばらくは緩いアップダウンが続きます。道路は改良されているところが多く昔に比べて走りやすくなっています。ですが自転車で走って楽しいのは未改良の狭い道ですね。
本格的な上りの始まり
 峠まで11.5km地点のコリトリからずっとそばにいた穴吹川を離れて本格的な上りになります。初めが10%の勾配で皆さんに置いていかれてしまいました。hikasaさんとは抜きつ抜かれつで進みます。コリトリとは不思議な地名ですが垢離取と書きます。垢離取とは「神仏に祈願するため、冷水を浴び、身体のけがれを去って清浄にすること」だそうで信仰心が登山の目的だった古代にここで身を清めていたのかもしれません。確かにここから古い登山道が山頂に続いています。
山深く山深く
 普段の練習会だと上りを追い込んで走ることもあるのですがサイクリングモードだと長年走ってきて体の芯まで沁み込んだ速度感覚がスピードを上げさせてくれません。峠で長く待ってもらうのは悪いと思いつつも自分の一番気持ちいい速度で走ります。眺めの良いところでは止まって写真を。
 コリトリからは500m毎にあと何kmという標識が立っています。自転車乗りのための標識ではないのでしょうが励みになります。標高や勾配が記載されるとフランスのサイクリスト向けのものっぽくなるのになあ。
フランスの峠の標識
こんな感じで。
ゴール
 ゴールです。お待たせしました。
その3へつづく

1件のコメント

  1. 猛レースにZeidaさんのデータも入れてみました。
     ↓
    http://latlonglab.yahoo.co….
    とても面白いです。実際に走っていると木々に囲まれて、姿はほとんど見えないのですが、地図にすると実はとても近くを通っていることがあるのですね。
    峠で待っていたときも、今頃はあの辺を走っている頃だろうかと想像していたので、長く待っている気が全然しませんでした。(実はZeidaさんは、トンネルを抜けて「観光地」の下見に行かれたので、先にゴールを切っておられます。)

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