カナダ、南欧からの便り。

　Kさんからカナダ横断の話を聞いたのは1年前だったでしょうか？もうずいぶん前ですが海外サイクリング経験は多少あるので色々アドバイスさせて頂きました。空輸用の大き目の段ボール箱をお渡ししたのは去年の秋だったかなあ。
　2017年になりオーバーホールで自転車をお預かりした時に出発は5月です。と聞きオーバーホールの作業にも力が入りました。お客様が海外サイクリングに行かれるというのはこれまでにない経験で自分が行った時以上にドキドキしました。無事に現地で受け取れるだろうか？走行中にトラブルはないだろうか？送り出す側に立場になるとこうなるのですね。何も言わずに20代のほとんどを旅に費やしてきた自分を受け入れてくれた両親に改めて感謝です。
　出発前にお店に来て頂いた時にブログのアドレスを教えてもらいました。ここで紹介しても良いとの事なのでリンクを貼っておきます。リアルタイムで世界を旅している人と繋がれるなんてすごい時代になったたものです。
下天の夢が終わらぬうちに

　Kさんのバイク。テスタッチのシクロクロスベースのツーリング車です。

　彼の地ではあっさりとクマに遭遇してしまうようです。
　

　さらに同時期にスペインの巡礼路を走っているチーム２１０から1000キロ先の目的地サンチィアゴ・デ・コンポステラに到着、そしてリーダーのOさんがその後ソロで走り続けポルトガルのリスボンに到着したという報告も届きました！
　こちらはなんと70歳３人組！（なのでチーム210なんです）でフランスの国境の街からキリスト教の聖地スペインのサンチィアゴ・デ・コンポステラまでの巡礼路を走るというなんとも夢のあるお話です。
　自転車選びから装備や修理、輪行の講習など対応させて頂き得難い経験をすることが出来ました。海外旅行やとトレッキングの経験が豊富な方々だったので体力面は大丈夫。絶対に完走してもらいたいという思いで自転車を組み立整備してお渡ししたのですが不確定要素の多い海外飛行機輪行です、無事現地で走り出したという記事を読んだ時は心底安堵しました。
　帰国後にお話を聞くのが今から楽しみです。チーム210！完走おめでとうございます。Kさんまだまだゴールは先ですが楽しんでください！